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<title>野村克也塾</title>
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<title>ホームラン対決</title>
<description> 　当時のパ・リーグの中心打者といえば中西太（元阪神監督）、山内氏だった。しかし、両スラッガーの力が衰え、野村の一人旅が続いていた。400号、500号すべて彼が一番乗りだった。しかし、その後ろを猛然と追いかけてくる男がいた。王貞治である。野村がたたき出したシーズン52ホーマーの日本記録をその翌年に更新し、日本記録であった、8年連続ホームラン王の記録も後に11年連続ホームラン王という形で追い抜くこととなる、日本
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<![CDATA[ 　当時のパ・リーグの中心打者といえば中西太（元阪神監督）、山内氏だった。しかし、両スラッガーの力が衰え、野村の一人旅が続いていた。400号、500号すべて彼が一番乗りだった。しかし、その後ろを猛然と追いかけてくる男がいた。王貞治である。野村がたたき出したシーズン52ホーマーの日本記録をその翌年に更新し、日本記録であった、8年連続ホームラン王の記録も後に11年連続ホームラン王という形で追い抜くこととなる、日本球界最高のバットマンである。<br />　野村が500号打った時点では70本近くあった差が、終に５６３号で追いつかれた。そこから、野村と王の死闘が始まる。563号に並ばれた後、野村が先行。その後、王が1試合に2ホーマーを放ち逆転。しかし、野村もすかさず、大阪球場に連夜のアーチをかけ、並走。老雄の抵抗は続いた。しかし、野村には王とコンスタントに戦い続ける若さがなかった。このデットヒート長くは続かず終了した。王はその年に600号を達成。しかし、野村は、そこから約1年も遅れることとなる。それは、デットヒートの次のシーズン、野村は越の不調で過去最低の記録に終わり、連続ホームラン記録も逃すこととなる。<br />　やはり、王はキングだった。当時のことを野村はこう振り返る。「毎日王の動向が気になって仕方がなかった。」対して、王は「私は記録には執着しないほうでね。そうですか、野村さんがそんなことを言っていましたか。」意識していないと発言することで、老雄をいたわってるのかもしれない。そして、静かに闘志を燃やし、ぶつかっていったからこそ、野村もバット一本で迎え撃ったのだ。<br />　それが伝わってくるようなデータを紹介して話をしめる。三冠王をとった時の野村の平均ホームラン数は約、2.5試合に1本だったそうだ。しかし、王とのデットヒートの時は2.1試合に1本。実に三冠王の時を超えるスピードで、ホームランを量産していたのである。ここに、老雄の意地が垣間見られる。 ]]>
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<title>逆境に燃える男</title>
<description> 　野村さんの前にありえない数字が並んでいた。昨年、本塁打と打点の二冠を達成し、チームも優勝した。野球界の常識で行けば、大幅な年棒増加が見込まれた。しかし、野村さんに提示されたのは昨年度より20%の減棒だった。それを見た野村さんは、「失礼します。」といって、席を立つ。「まあ、話をしようや」と引き留める球団職員。「話になりません。」といって、その年のキャンプは自費参加、交渉に交渉を重ねて、５％の減額で合
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<![CDATA[ 　野村さんの前にありえない数字が並んでいた。昨年、本塁打と打点の二冠を達成し、チームも優勝した。野球界の常識で行けば、大幅な年棒増加が見込まれた。しかし、野村さんに提示されたのは昨年度より20%の減棒だった。それを見た野村さんは、「失礼します。」といって、席を立つ。「まあ、話をしようや」と引き留める球団職員。「話になりません。」といって、その年のキャンプは自費参加、交渉に交渉を重ねて、５％の減額で合意。減棒の理由として、「打率が低い」というものだった。（実際、２割六分程度）しかし、捕手という立場と、二冠王の実績から考えてありえない評価であることは間違いなかった。「二冠とって、優勝して減額なんて、どうするれば給料は上がるんですか。」「・・・・・・。」「じゃあ、三冠王を獲るしかないですね。」と言い捨てシーズンに向かった。もし仮に、球団が野村さんの発奮を促そうとしていたのであればそれは大正解であった。<br />　その年のシーズンに野村さんは戦後初の三冠王に輝くのですが、その詳しい経緯は明日書きます。それよりも、十分高給取りだった野村さんが年棒にこだわったのは決して守銭奴であった訳ではないということをここでは書いておきます。そもそも、一億五千万円もらうのも、一億七千万円もらうのも、税金を差し引いた額ではさして変わらないそうです。要するにその選手のブランドがかかってくるということです。特に、優勝した年に減額というのは「おまえは優勝に貢献していない」と言われているようなもので、選手にとっては屈辱です。しかも、二冠達成していたわけですから、貢献していないはずがありません。従って、野村さんはそういう意味で減額に足して非常に不快感を持ったというわけです。<br />　話は変わりますが、野村さんのような打者の場合、非常に死四球が多い。即ち、出塁率で考えると三割三分近く出ていたのではないかと推測されます。しかし、もっと根本的なことを言うと、野村さんの打者としての仕事はランナーを還すことです。ホームランをはじめとする長打が望まれます。その点、ホームラン王で打点王だったわけですから、その仕事は十分に果たしたことになります。やはり、減額の対象にはなりません。<br />　野村さんの終身打率は二割七分七厘です。この数字にはのちに触れることになると思いますが、よくこの数字を指して、「野村は二流バッター」という人がいます。見当違いもはなはだしい。出塁率は三割五分七厘。一般的な打者であれば、打率に五分足した値が出塁率の近似値になりますが、なんと八分増しです。いかに選球眼がよかったか。或いは、長打率が五割を超えていることからも、自分の仕事に徹したということが表れています。<br />　いろいろなところに話が飛びましたが、人に評価下す時は様々な角度から検討し、正当な評価を下さなければ、その人の人生を変えてしまうほどのことだということです。野村さんの場合は、発奮という形で昇華されましたが、すべて万民がそういくとは限りません。ですから、教師や経営者の方々には、重みのある決断・評価を下してほしいのです。<br />　 ]]>
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<dc:date>2008-08-04T21:02:20+09:00</dc:date>
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<title>配球の原則</title>
<description> 　後に「リードは野村」といわれるほどに巧みなリードをする野村さんですが、その根本は何なのでしょうか。この間（といってもかなり前のことですが）TVで配球とは意識付けだと野村さんがいうのを耳にしました。なるほどと思いました。　例えば、長打を食らいたくない場面では外角へ投げるのがセオリーです。しかし、アウトカウントや回数、走者の有無など俯瞰的に考えれば、それは悪い選択になってしまいます。５回２死走者なし、
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<![CDATA[ 　後に「リードは野村」といわれるほどに巧みなリードをする野村さんですが、その根本は何なのでしょうか。この間（といってもかなり前のことですが）TVで配球とは意識付けだと野村さんがいうのを耳にしました。なるほどと思いました。<br />　例えば、長打を食らいたくない場面では外角へ投げるのがセオリーです。しかし、アウトカウントや回数、走者の有無など俯瞰的に考えれば、それは悪い選択になってしまいます。５回２死走者なし、打席に山崎武司選手（楽天）が立ったとします。そのときに、山崎選手はどう考えるでしょうか、「ここは一発を狙う場面だ、おそらく外角に投げてくるだろう。とりあえず１球様子を見よう」となります。この時に、思い切って内角をつく勇気があるかが一流と二流の分かれ目です。ボールになる内角でも山崎選手は「勝負（内角）もあるぞ」となります。そこで改めて外角に投げさせる。野村さんが著書でよく使う言葉が、「原点能力」です。外角低めにストライクが投げれる力をさします。相手が内角を意識している状態で、この原点に投げられると死角になってしまうそうです。<br />　例え、外角についてこられても長打にするのは至難の業です。ファールにするのがやっと。よくてもシングルヒットでしょう。何度もシングルヒットを打たれてしまえば点になってしまいますが、大やけどはしにくいということだそうです。<br />　野村さんの配球はこういった意識付けの巧みさに支えられているのです。 ]]>
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<title>初の日本シリーズと配球学への熱意</title>
<description> 　一流打者への道をつけた野村さん。南海がリーグ優勝。そして、日本シリーズは宿敵の巨人軍でした。しかし、野村さんより一つ年下の杉浦忠投手の4連投により、日本シリーズ制覇。南海は悲願の優勝を遂げます。長年打倒巨人で頑張ってきた先輩たちは号泣。そのよこで、「そんなにうれしいかい」と杉浦選手と話していたそうです。　杉浦選手の4連投によって勝利した南海でしたが、野村さんの脳裏にある考えがよぎります。「俺はこの
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<![CDATA[ 　一流打者への道をつけた野村さん。南海がリーグ優勝。そして、日本シリーズは宿敵の巨人軍でした。しかし、野村さんより一つ年下の杉浦忠投手の4連投により、日本シリーズ制覇。南海は悲願の優勝を遂げます。長年打倒巨人で頑張ってきた先輩たちは号泣。そのよこで、「そんなにうれしいかい」と杉浦選手と話していたそうです。<br />　杉浦選手の4連投によって勝利した南海でしたが、野村さんの脳裏にある考えがよぎります。「俺はこのシリーズで何をしたのか」ただ、漫然と杉浦投手にサインを出していたのではないかと反省したのです。勝って兜の緒を締めよといいますが、日本一になった後このような考えができるというのは一流への必須条件でしょう。<br />　「自分の指一本で試合が動く。俺ってとんでもないことをしてるんじゃないか」そう考え、「とてもじゃないが適当なサインはだせない」という考えに至ります。戦いとは、「戦力」「士気」「変化」「心理」に基づいて進行していきます。特に、心理が大きく影響するようです。各カウント、イニング数、これに打者心理をはめ込んでいけば立派な野球心理学になる。そこから、打者の狙いを外して戦うという、リードは野村とよばれた妙技の誕生が始まったのです。その時に役立ったのが、打者として取っていたデータでした。このとき、打者野村と、捕手野村が一つになりました。ここから、野村さんは、数々の記録を打ち立てていくことになります。 ]]>
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<dc:date>2008-07-16T22:08:58+09:00</dc:date>
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<title>番外編②～なぜ野村か～</title>
<description> 　私はなぜ野村克也さんのファンなのか。同時代であればONもいます。それは、このブログ内でも必ず書くことになる一場面からなのですが、早めに一度紹介しておいたほうが楽しんでいただけると思いますので、紹介しようと思います。　野村さんが南海を解任されて、ロッテの金田正一監督（現名球会会長）に誘われたことを野村さんが師と仰いでいる評論家の草柳大蔵氏（故人）に報告した時のことです。それを以下に、野村さんの著書や
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<![CDATA[ 　私はなぜ野村克也さんのファンなのか。同時代であればONもいます。それは、このブログ内でも必ず書くことになる一場面からなのですが、早めに一度紹介しておいたほうが楽しんでいただけると思いますので、紹介しようと思います。<br />　野村さんが南海を解任されて、ロッテの金田正一監督（現名球会会長）に誘われたことを野村さんが師と仰いでいる評論家の草柳大蔵氏（故人）に報告した時のことです。それを以下に、野村さんの著書や関連資料に基づいて書いてみます。<br />会食の時のこと<br />（野村）「もう一度ユニホームを着ることになりました。」<br />（草柳）「・・・・・・。」（ステーキを切る手を止めない）<br />（野村）「その年でまだやるのかという人もいますが、やっぱり（野球を）実感として（ホームベースに）座って捉えないといかんいけないと思うんです。」<br />（草柳）「今おいくつですか。なんだ40ちょっとですか。フランスの大統領のフォール氏は70歳の時にロシア語のABCから勉強してましたよ。やりたければやればいいでしょう。」<br />しばらく間があって・・・<br />（草柳）「それに、禅に（生涯一書生）という言葉もありますしね。」<br />（野村）「えぇ、僕は（生涯一捕手）で行きます。」<br />　これが野村さんの代名詞の一つ「生涯一捕手」の生まれた瞬間でした。この時のことを野村さんは次のように回想しています。<br />　（草柳さんの言葉を聞いて、耳たぶが熱くなるのを感じた。世俗的な評価に囚われている自分がいた。自分は野球の奥に向かって歩いて行く人間なんだ。まだ中途のところにいるんだ。目の前が開けたようだった。ボロボロになるまでやってやろうと心に誓った。）<br />　このところが自分にすごく影響を与えました。私のauthoｒ名は「thinking　study」ですが、広い意味での学問を極めたいと思っています。もちろん学校でのいわゆる五科。しかしそれだけではダメだと思うのです。「なぜ生きるのか」「どう生きるのか」。泥沼の戦いになるかもしれません。しかし、私も野村さんのように「生涯一書生」の精神で日比研鑽していきたいのです。 ]]>
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<dc:date>2008-07-10T21:30:09+09:00</dc:date>
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